初めまして! Ryoです!
初めての投稿なので少し緊張してますが、どんどん行こうと思います。このブログでは自身の田舎高校留学経験を元に役に立った事、役に立たなかった事を発信して行きます。
まず初めに田舎留学と言っても「どのくらい田舎なの?」と思う方が多くいると思うので、自分が住んでいた町がどうゆう場所だったかまたどうゆう経験をしたかをお伝えして行きます。
日本人の学生は0人!?
僕が住んでいた町はCanadaのBritish Columbia州Vernonとゆう町です。
皆んさんがご存知なカナダの有名都市バンクーバーから車で600kmくらいの場所にあります。東京〜大阪の距離と同じくらいの距離感です。
それでも同じ州に入ってるなんてカナダはやっぱり規模が違いますね。
大きな山と世界で有数の湖に囲まれた長閑な町です。
周りに大きな建物が一切ないので広角レンズを使わなくてもこんな壮大な写真が撮れてしまう田舎町です。当時何も考えずに突っ走るだけだった自分は中学校卒業してすぐの15歳の時にこの町に単身留学に行きました。
事前情報とかは全く調べずにとりあえず現地にたどり着けばどうにかなるだろと安易に考え日本を飛び立ちました。
英語の勉強も日本の本屋さんで売っている「旅行で使える必須フレーズ」みたいな本を買って特には勉強せず全て現地調達する予定でいました。
この時は自分の甘さを後々後悔することもまだ知らずに。
実際に出発してからは小さいトラブルはいくつかありましたが無事カナダに入国でき、成田→バンクーバーと移動することができ「意外と不自由はないな!」と思ってました。途中で乗り換えで降りたバンクーバーは非常に都会で多国籍な都市なので自分の油断に拍車をかけていたのだと思います。
しかしここからが問題でした。。。
バンクーバーからヴァーノンに移動する飛行機の待合所あたりで少しずつ自分の中で違和感を感じ始めました。何故なら先程まで国際色豊かで有りと凡ゆる言語が飛び交っていたのにその待合所では英語、しかも早くて聞き取れない流暢な英語しか聞こえなかったのです。
実際に飛行機に乗ってみるとその不安は更に増す一方。周りはカナダ人ばかりで、逆に日本人の僕を珍しがって声をかけてくれますが何を言っているか全くわからない。。。
そこから1時間半くらい飛行機に揺られヴァーノンに着きましたが、喜びも束の間、空港にお迎えに来てくれた現地コーディネーターの方から物凄い笑顔と大声で
「初めての日本人留学生だよ!ようこそ!」
(当時はちゃんと英語を理解していませんでしたが、あのテンションと笑顔は
恐らくこう言ってたはず笑)
そこで初めて事の重大さを理解したんです。今まで日本で暮らしていた僕は周りに日本人が常にいて、しかも周りの人が日本語を公用語としている環境にいました。日本ではそれが当たり前で、その当たり前な環境から離れるとゆう事の重大さと大変さを留学初日に味わってしまうわけです。
その後ホームステイ先に向かい留学生活をスタートさせるのですが神奈川県横浜市出身の僕からするとヴァーノンは田舎過ぎる程の田舎。ホームステイ先から近くのスーパーまで車で30分。言語の壁+超田舎生活で2日間は寝込みました。
郷に入ったら郷に従え!
そうこうしているうちに学校が始まるわけで、いつまでも落ち込んでいられないんですね。そして落ち込んでる最中に僕は一つ気づいたんです。帰りの飛行機のチケットがない+お金もない。
そう。逃げ道が無かったのです。
あまりの無計画さが生み出した簡易精神と時の部屋とでも呼びましょう。こうして退路を自ら失った僕は現実を受け入れ学生生活をスタートします。
これが僕の通っていたWLSeaton Secondaryの写真です。外観とか凄くおしゃれですよね。学校の中はロッカーがズラーと並んでいて映画『ハイスクール・ミュージカル』を想像してください。
話は戻り学生生活へ
学校での生活は僕が嫌でも始まってしまうわけですが、流石欧米文化。良くも悪くもガサツなんです。日本の学校みたいにレクリエーションタイムとかありません。とりあえず学校に来ているかを確認したら授業のある教室に突っ込まれます。
後々分かったんですが、そもそも留学生の数自体多い町ではないので留学生に向けた制度とかがまだ整ってなかったんですよね。
とりあえず授業には出席しますがどうすればいいかわからない。
とりあえず席に座って大人しくしてました。とりあえずみんなの真似をして教科書を机の上に置いてみたり、ノートを開いてみたり、みんなと同じページを眺めてみたり。こんな感じで周りの真似をしつつ毎日過ごしていました。
この様な生活では英語力が伸びる訳も無いし、ましてや友達もできるわけがない。もう取り敢えず
郷に入ったら郷に従え
これを自分に言い聞かせていました。留学生活の序盤はこの様に苦行でしかありませんでした。
自主性の開花!
上記の様な毎日を過ごしていた僕なのですがこの後の出来事で自主性を開花、そして英語力を飛躍的にアップさせてその後の留学生活を一変させます。
ある日体育の授業で欧米特有筋肉モリモリ男子達が集まって騒いでいました。なにを騒いでいるのか覗いてみるとそこで行われていたのはなんと。
カタパン
日本の中高生男子が一度は通る『お互いの肩を思いっきりパンチし合う』
ゲームです。言葉がわからない僕でもこのゲームならできる。筋力はないけど気持ちが大事!と猛スピードでそのグループの輪に飛び込んで行きました。
結果は惨敗です。
肩に野球ボールくらいの大きさの痣を作って帰宅する事になりました。本当に筋力が違いすぎます。腕が吹っ飛んだかと思いました。
次の日学校に行くといつもと様子が違いました。学校の廊下ですれ違いざまに凄く挨拶される。知らない人からも声をかけられる。後から知った話なんですが「めっちゃカタパンをしたがる面白い日本人」として名前と顔を覚えられたみたいです。
小さな町の小さな学校とゆうのもあり瞬く間に友達が増えて行きました。今思い返すといい思い出です。
この時に受け身でいるよりも自主性を持って行動する方がどんな状況でも大事だと教わりました。